PURE
包容 雅side
タバコの匂いが立ち込める倉庫。
集まっているのは、厚化粧をし特効服に身を包んだ女たち。
「美香(みか)、行くぞ。」
今日もあたしたちは、色んなグループと喧嘩を始める。
殴って、殴って、後に残るのは血と涙だけ。
でもあたしたちは喧嘩を止めない。
何かを求めて、必死に暗い闇を彷徨い続ける。
あたしは、遠野雅。
一応、高校生。