時の雫 白銀の瞳
第1章:理由



時は満ちた



やっとみつけた


待ち侘びて待ち侘びて


この世界を破滅させるモノを造りだす事ができるイレモノを―――



不気味に光る目…

執拗に伸びた爪を絡ませて、その物体はニヤリと笑みを浮かべる


やっと!


やっと!!!


いつしか高ら笑いに変わった声が周囲に響き渡り、その物体は体を反らしながら天高く空を見上げた。
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