神様のきまぐれ
「あんまり同じ時間に
見かけるから、
あの辺、スタジオとか、
ライブハウスがあるのかと
思って。」
ヒナコは、顔をあげることなく
ソファに置いた自分の掌を
キュッとにぎりしめた。
顔、あげればいいのに。
怒ってないのに。
むしろ、俺が今、
どんなに嬉しいか・・・。
表情が綻んでいるのが、
自分でわかる。
「ヒナコは・・・
好奇心の強いヤツだな。」
「ごめんなさい。
まさか、こんな事に
なるなんて・・・。」
確かに、それは
思わなかったよな。
でも・・・。
「サンキュ・・・。」
彼女の手をとり、
指を絡めつなぎ、
その肩を抱き寄せる。
彼女が、自分という個人を
みていてくれた事を実感した。
ヒナコには、
本当に感謝してる・・・
やっと得た、小さな喜びに
ホッとした。
そして
俺達は、そのまま、
眠ってしまった。
見かけるから、
あの辺、スタジオとか、
ライブハウスがあるのかと
思って。」
ヒナコは、顔をあげることなく
ソファに置いた自分の掌を
キュッとにぎりしめた。
顔、あげればいいのに。
怒ってないのに。
むしろ、俺が今、
どんなに嬉しいか・・・。
表情が綻んでいるのが、
自分でわかる。
「ヒナコは・・・
好奇心の強いヤツだな。」
「ごめんなさい。
まさか、こんな事に
なるなんて・・・。」
確かに、それは
思わなかったよな。
でも・・・。
「サンキュ・・・。」
彼女の手をとり、
指を絡めつなぎ、
その肩を抱き寄せる。
彼女が、自分という個人を
みていてくれた事を実感した。
ヒナコには、
本当に感謝してる・・・
やっと得た、小さな喜びに
ホッとした。
そして
俺達は、そのまま、
眠ってしまった。