神様のきまぐれ
『姉ちゃん、どーやって、
あんなスゲーバンドに、
はいったの?』
タクトは興奮気味で。
弟達の年代だと、
当然の反応かもしれない。
お客様の年齢層と
被ってるし。
そう、思いながらも、
問いに答える。
「んー。成り行き。
リストラにあって、
拾われたの。」
簡略して答えすぎたのか、
タクトが電話の向こうで
困ってるのがわかる。
『なんか・・・相変わらず
意味がよくわかんねーけど・・。
強運だな。』
そういって、
むっとするような台詞を、
口にしながらも、タクトは
納得したようだった。
が・・・
弟が聞きたかったのは
そんな事では、
なかったらしい。
『姉ちゃんてさ・・・。
日向コウジと
付き合ってんの?』
「はっ?」
何ゆってんの・・・?
『ギターの、
マイケル=元田のインタビューに
書いてたけど。』
「はっ??」
元田さん・・?
ここにはいない相手に、
心の中で、問いかける。
『ねえ、あのヒト、
日本語喋れるの?』
「え。ああ・・
ペラペラだけど。」
パニック状態の頭で、
理解できたのは、
元田さんが、
日本語を話せるかを
問われた事だけだった。
あんなスゲーバンドに、
はいったの?』
タクトは興奮気味で。
弟達の年代だと、
当然の反応かもしれない。
お客様の年齢層と
被ってるし。
そう、思いながらも、
問いに答える。
「んー。成り行き。
リストラにあって、
拾われたの。」
簡略して答えすぎたのか、
タクトが電話の向こうで
困ってるのがわかる。
『なんか・・・相変わらず
意味がよくわかんねーけど・・。
強運だな。』
そういって、
むっとするような台詞を、
口にしながらも、タクトは
納得したようだった。
が・・・
弟が聞きたかったのは
そんな事では、
なかったらしい。
『姉ちゃんてさ・・・。
日向コウジと
付き合ってんの?』
「はっ?」
何ゆってんの・・・?
『ギターの、
マイケル=元田のインタビューに
書いてたけど。』
「はっ??」
元田さん・・?
ここにはいない相手に、
心の中で、問いかける。
『ねえ、あのヒト、
日本語喋れるの?』
「え。ああ・・
ペラペラだけど。」
パニック状態の頭で、
理解できたのは、
元田さんが、
日本語を話せるかを
問われた事だけだった。