神様のきまぐれ
やがて、来客がひきあげ、
両親も家に帰り、
元の顔触れに戻る。
寝床の用意を終えて、
縁側で風にあたる。
室内を見やると、
祖父と元田さんは、
顔色一つ変えず、
飲み続けていて、
日向さんとタクトは、
数時間前から、延々と
サラダボールにつくりおいた
氷水を含んでいた。
「ヒナコ。ちょっと、いい?」
元田さんが傍にくる。
「ほんと、強いですね。
お酒。」
既知の事とは言え、
やっぱりその強さには驚く。
「ウォッカのんでるから
じゃない?
日向は、あれ、またべロべロ
なんじゃないかな。
相当じーちゃんに盛られてるし。」
元田さんは笑って、
本題に入る。
「実は、話あってきたの。
日向を連れてくんのとね。
もう一つ、目的があるんだ。」
そういって、
簡単に内容を伝えてくれた。
「近々、あっちに戻るでしょ。
その時に、返事聞かせて。
よく考えてね。」
そういって。
「はい・・・。」
戸惑いながら答えた。
私の表情をみて、
元田さんが、
話を変えた。
「ピンがね。
エアーチケット取ってたんだ。
急に仕事が入ったらしくて、
俺がもらったの。
のんびりしてていいね。
ここ」
って。
両親も家に帰り、
元の顔触れに戻る。
寝床の用意を終えて、
縁側で風にあたる。
室内を見やると、
祖父と元田さんは、
顔色一つ変えず、
飲み続けていて、
日向さんとタクトは、
数時間前から、延々と
サラダボールにつくりおいた
氷水を含んでいた。
「ヒナコ。ちょっと、いい?」
元田さんが傍にくる。
「ほんと、強いですね。
お酒。」
既知の事とは言え、
やっぱりその強さには驚く。
「ウォッカのんでるから
じゃない?
日向は、あれ、またべロべロ
なんじゃないかな。
相当じーちゃんに盛られてるし。」
元田さんは笑って、
本題に入る。
「実は、話あってきたの。
日向を連れてくんのとね。
もう一つ、目的があるんだ。」
そういって、
簡単に内容を伝えてくれた。
「近々、あっちに戻るでしょ。
その時に、返事聞かせて。
よく考えてね。」
そういって。
「はい・・・。」
戸惑いながら答えた。
私の表情をみて、
元田さんが、
話を変えた。
「ピンがね。
エアーチケット取ってたんだ。
急に仕事が入ったらしくて、
俺がもらったの。
のんびりしてていいね。
ここ」
って。