神様のきまぐれ
結局、素直に
じーさんの助言に従い、
あとすこしだけ、
ヒナコを想ってる事を
伝えた。
・・・が、
そんな簡単に
返事をもらえるはずもなく、
今にいたる。
思い返せば、
思い違いからとはいえ、
随分、傷つけるような事も
してしまった。
ヒナコの気持ちが、
離れてしまっても、
文句を言っていく先も
ないんだけど・・・。
久々の恋愛の味は、
飲み下せないほど
苦い。
スタジオでの、リハも終え、
ギターケースを担ぐ。
何か、留守電の
チェックをしていた元田が、
飲みに誘ってくる。
「今日は許して・・・。
当分、酒はいらない。」
「えー!つまんねーっ!
しかし、ヒナコのじーちゃん
強かったなあ。」
こいつが言うなんて、
相当の相手だな。
苦笑する。
「ああ。次の日も、
ピンピンしてたよ。
あの人・・・。」
全く恐るべしだ。
「え?オマエ、会ったの?
俺、礼も言えずじまい
だったな。」
「ちゃんと、ゆっといたよ。
じゃあ、俺は帰る。」
さっさと、奴らを置きさり
事務所を跡にした。
今は・・・あんま、
飲む気もしない。
何か、せつなくって。
良くない。
じーさんの助言に従い、
あとすこしだけ、
ヒナコを想ってる事を
伝えた。
・・・が、
そんな簡単に
返事をもらえるはずもなく、
今にいたる。
思い返せば、
思い違いからとはいえ、
随分、傷つけるような事も
してしまった。
ヒナコの気持ちが、
離れてしまっても、
文句を言っていく先も
ないんだけど・・・。
久々の恋愛の味は、
飲み下せないほど
苦い。
スタジオでの、リハも終え、
ギターケースを担ぐ。
何か、留守電の
チェックをしていた元田が、
飲みに誘ってくる。
「今日は許して・・・。
当分、酒はいらない。」
「えー!つまんねーっ!
しかし、ヒナコのじーちゃん
強かったなあ。」
こいつが言うなんて、
相当の相手だな。
苦笑する。
「ああ。次の日も、
ピンピンしてたよ。
あの人・・・。」
全く恐るべしだ。
「え?オマエ、会ったの?
俺、礼も言えずじまい
だったな。」
「ちゃんと、ゆっといたよ。
じゃあ、俺は帰る。」
さっさと、奴らを置きさり
事務所を跡にした。
今は・・・あんま、
飲む気もしない。
何か、せつなくって。
良くない。