神様のきまぐれ
いつの間にか眠っていたらしく
目覚めると、上半身に
上着がかけられていた。

毛布がわりだろう。

小柄なジャケットで、
到底俺の身体を覆うことなんて
できないが。


あいつの
柔らかさみたいなモノを感じて
自然と笑みがこぼれた。


モニターの周辺も
片付けられていた。

ヒナコらしいな。


まだ、そんなに
知らないはずなのに、
そんな事を感じてる。


彼女は、まだ、
家にいるんだろうか?





 

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