神様のきまぐれ
赤い顔のヒナコ。
「なかなか素直ぢゃん♪」
渋々、差し出された音源を、
彼女から受け取る。
早速ステレオで鳴らす。
「せっかくだから、
サラウンドで、かけるかな。」
「日向さんのバカ!」
スピーカーから溢れた
声と吐息に、聴き入る。
すっと、
自分が真顔になったことを、
筋肉の動きで感じた。
要するに、インストの
イントロに、喘ぎ声を
重ねてるわけだが・・・
ちょっと、すごいと思った。
志央への引継を
きちんと果たせてる。
過不足のない声・・・
何より、
欲情を感じてる様に
聞こえる。
素人仕事だからと・・・
思ってたけど・・・。
コイツ・・
何で、こんなことが
できるんだろう・・。
ヒナコの方を振り返る。
「これじゃ・・ダメ?」
相変わらず赤い顔のまま、
難しい顔をした俺に
気遣ってる。
「いや。
あのさ・・・
ヒナコ、
ニーノと志央の違いって
わかる?」
思わぬ台詞が
口をついていた。
「なかなか素直ぢゃん♪」
渋々、差し出された音源を、
彼女から受け取る。
早速ステレオで鳴らす。
「せっかくだから、
サラウンドで、かけるかな。」
「日向さんのバカ!」
スピーカーから溢れた
声と吐息に、聴き入る。
すっと、
自分が真顔になったことを、
筋肉の動きで感じた。
要するに、インストの
イントロに、喘ぎ声を
重ねてるわけだが・・・
ちょっと、すごいと思った。
志央への引継を
きちんと果たせてる。
過不足のない声・・・
何より、
欲情を感じてる様に
聞こえる。
素人仕事だからと・・・
思ってたけど・・・。
コイツ・・
何で、こんなことが
できるんだろう・・。
ヒナコの方を振り返る。
「これじゃ・・ダメ?」
相変わらず赤い顔のまま、
難しい顔をした俺に
気遣ってる。
「いや。
あのさ・・・
ヒナコ、
ニーノと志央の違いって
わかる?」
思わぬ台詞が
口をついていた。