神様のきまぐれ
「はいはい。
練習とライブVの
成果だってゆんだろ?」

そんな訳ないじゃん?って、
志央はクスッと笑った。

それ以上
どんな返事があるのよ?

このひとは、全く・・・。

私を困らせてばかりだ。


「はいはい。わかったよ。
じゃーさ。
質問変えるね。」


珍しい。


食い下がらない志央に、
違和感を持った。

「コウジさん、
うまかった?」

「・・・?何が?」


何の事?


まさか・・・?


「セックス。」


「・・・・」


言葉をなくした。


唯、赤面するだけだ。


何とか切り抜けなくちゃ、
このまま言いたく無いことを、
言わされるのは目にみえてる。


 

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