神様のきまぐれ
「コウジさん?聞いてる?」
志央が目の前にしゃがみ込んで
俺の視界に入ってくる。
「えっ・・?」
「やだなあ。
ボーっとしてる。
せっかく、俺、
良いこといったのにな。」
志央が苦笑してる。
「すまん。考え事してた。」
「そんな感じだね。
またにするよ。それでね、
今度の新曲の事なんだけどさ。」
志央の言葉に顔をあげると、
全員そろってた。
どれだけ、
入り込んでたんだか・・・。
周りすら
見えてないじゃないか。
自嘲した。
スピ−カ−の向こうに、
事務所でパソコンを打つ
ヒナコの姿が見える。
沈んだ横顔・・・
キツかったかな。
キツかった・・よ、な・・・。
「日向、音くれ。」
「ああ。」
元田の声に、ハッとした。
また、トリップしていた
思考を切り替える。
新曲のギターのラインと
ベースライン
・・・壮絶に、あってない。
もちろん、
ドラムと歌が入ると見込んでも
俺だけ別物だよな。
「元、止めて。
なんか、思ったより
地味かも。
デモと大分イメージが
違うよな。」
「ああ、志央が
派手にしたいっつからな。
かなり出した。
まだ足りないくらい
らしいけどな。」
志央が目の前にしゃがみ込んで
俺の視界に入ってくる。
「えっ・・?」
「やだなあ。
ボーっとしてる。
せっかく、俺、
良いこといったのにな。」
志央が苦笑してる。
「すまん。考え事してた。」
「そんな感じだね。
またにするよ。それでね、
今度の新曲の事なんだけどさ。」
志央の言葉に顔をあげると、
全員そろってた。
どれだけ、
入り込んでたんだか・・・。
周りすら
見えてないじゃないか。
自嘲した。
スピ−カ−の向こうに、
事務所でパソコンを打つ
ヒナコの姿が見える。
沈んだ横顔・・・
キツかったかな。
キツかった・・よ、な・・・。
「日向、音くれ。」
「ああ。」
元田の声に、ハッとした。
また、トリップしていた
思考を切り替える。
新曲のギターのラインと
ベースライン
・・・壮絶に、あってない。
もちろん、
ドラムと歌が入ると見込んでも
俺だけ別物だよな。
「元、止めて。
なんか、思ったより
地味かも。
デモと大分イメージが
違うよな。」
「ああ、志央が
派手にしたいっつからな。
かなり出した。
まだ足りないくらい
らしいけどな。」