美湖 夜空を見上げてごらん?【月】




「うわぁ~!!これとっても美味しい!!」

「ほんまや。これ、美湖ちゃんのお母さんが作りはったの?」

みんな楽しそうだな。

最近、なんかいろいろあったし、こういうのもいいんじゃないか?

私はそう考えながら微笑んでいた。

「まーた。」

こう考えていると、マドカが私の隣に座ってこう言った。

「え?何が『また』なのよ?」

「そうやって微笑んでいるとき、必ず人のこと考えてる。どう?ズバリだろ?」

もー・・・・こうやって笑ってくるから、なんでも許せちゃうじゃん。

「はいはい。正解だよ。」

てきとうすぎたかな?

でも・・・・・・・・・・ね?

こう言ってすねるような奴じゃないよ・・・・・・・・ね?

 こう思ってマドカのほうをみた。

するとマドカは私がいるほうと反対方向を向いていた。

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