美湖 夜空を見上げてごらん?【月】
「ちょ・・・・何?もしかして・・・・・・すねた?」

私は聞く。

もしそうだったら意外だな・・・。

男の子のすねるかおってみたことないかも。

見てみたい!!

・・・・・・・・って、何考えてんだ、私は。

「すねてねーし。美湖、なんでそんなに冷たいの。ひどいじゃん。」

「やっぱすねてんじゃん!!」

そう言って私はマドカの頭をなでた。

私の腰まである、長い髪がマドカのほうへとだんだんすり落ちていく。

マドカが私の髪の毛をそっと触った。

_え?

マドカが私のおでこにキスをした。

「ちょっ・・・・・!!」

私はマドカを話そうとしたけど、マドカが私を強い力で抱きしめる。

男の子って、力が強いんだ。

私の力じゃどうにもできない。

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