美湖 夜空を見上げてごらん?【月】
「・・・・その子が・・・・・・私のこと?」

「そう。お前のこと・・・・好きなんだって。だから・・・・・別れてくれって。」

そんなの・・・・・単なるわがままじゃない・・・・。

無理だよ・・・・・

言っていいのか、悪いのか?

‘‘そんなのわがままじゃない!!私が今から家に行って、散々な目にあわせてやる!!’’

 って・・・・・・・・・・・

怖っっっ!!

私いつからこんなに怖くなっちゃたんだろう。

まあ、それはいいとして。

「マっ・・・・・・・マドカは・・・・・・・・なんて言ったの?」

私は声が震えていた。

それは自分でも分かった。

「大丈夫か?これ以上話しても・・・・・・・。」

「うん。」

「俺は、そんなのわがままじゃねえか、なんでそこまでしなきゃいけないんだよ。好きなら、陰で見ていろよ。って・・・・・・・・・。」

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