美湖 夜空を見上げてごらん?【月】
「よーし!!なんかしようか!!」

私は空気を変えようとした。

「いいね。あっ、うち王様ゲームしたいな!!」

「もー、愛美はそればっかりだよね。でも、私もそれしたいな。どう?美湖。」

心が私に問いかけた。

まあ、しょうがないか。

「いいよ。じゃあ、割り箸持ってくる。」

そう言って私は下に降りて行った。



「俺、トイレ行ってくる。」

ハヤトが席を立った。

「おっ、美湖ちゃん。大丈夫?重くない、それ。」

階段の途中でハヤトに会った。

私は割りばしのついでに、ジュースも持っていたから、ハヤトはそれをみて言ったんだろう。

「重くないよ。それより、どこ行くの?」

「・・・・・、なあ、美湖ちゃんちのトイレってどこなん?」

「あっ、そういえば言ってなかったね。えっとぉ~・・・・・。」

私が説明しようとした時、ハヤトが私の服をつかんだ。

「え・・・・?何?」

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