美湖 夜空を見上げてごらん?【月】
「最初から・・・そのつもりで・・・近づいてきたの?」
私は何が言いたいんだろう?ただ・・・
「いや・・・美湖ちゃんがあの人の妹だってことは知ってたけど・・・それが目的で近づいたんじゃない。」
それが目的じゃない?
「じゃあ・・・どういうつもりで近づいてきたの?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それは・・・・・」
言えないの?
「言えないんだ。」
「うん・・・いつか言うからさ・・・。ね?」
マドカは私の機嫌を損ねないように気を使って言った。
「いいよ・・・あんまり期待しないし。だから・・・。」
「・・・だから?」
「・・・・・・・・・・・・・・・なんでもない。お姉ちゃん・・・元気?」
私・・・何が言いたいんだ。なんでお姉ちゃんを殺した人に元気なんて聞かなきゃいけないの?
「あっ・・・知らないの?」
マドカが言った。
私はマドカを何が?という目で見た。
「・・・姉ちゃん・・・死んだんだよ。」
私は心臓がドクン!!と動いたのがよくわかった。
「・・・死んだ?」
震えた声で聞く。お姉ちゃんが死んでから人が死んだということにとても敏感になってしまっている。
「ああ・・・自殺だよ。お前の姉ちゃんを自分が殺してしまったという悲しみだってさ。おかしいよな・・・。お前の姉ちゃんを殺したのに・・・悲しみで死ぬって・・・。」
マドカの声も震えている。
「お母さんもマドカ君も悲しんだでしょ?私たちもそうなんだよ。なーんだ・・・し・・・・・」
言葉が出てこない。いや・・・言いたいことは決まっている。ただ・・・つっかえている。
「・・・なんだよ。」
マドカがきいてきた。言わせないで。言わせないで!!
心の中でそう何回も何回も叫んでた。
「死なないでほしかった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
私は何が言いたいんだろう?ただ・・・
「いや・・・美湖ちゃんがあの人の妹だってことは知ってたけど・・・それが目的で近づいたんじゃない。」
それが目的じゃない?
「じゃあ・・・どういうつもりで近づいてきたの?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それは・・・・・」
言えないの?
「言えないんだ。」
「うん・・・いつか言うからさ・・・。ね?」
マドカは私の機嫌を損ねないように気を使って言った。
「いいよ・・・あんまり期待しないし。だから・・・。」
「・・・だから?」
「・・・・・・・・・・・・・・・なんでもない。お姉ちゃん・・・元気?」
私・・・何が言いたいんだ。なんでお姉ちゃんを殺した人に元気なんて聞かなきゃいけないの?
「あっ・・・知らないの?」
マドカが言った。
私はマドカを何が?という目で見た。
「・・・姉ちゃん・・・死んだんだよ。」
私は心臓がドクン!!と動いたのがよくわかった。
「・・・死んだ?」
震えた声で聞く。お姉ちゃんが死んでから人が死んだということにとても敏感になってしまっている。
「ああ・・・自殺だよ。お前の姉ちゃんを自分が殺してしまったという悲しみだってさ。おかしいよな・・・。お前の姉ちゃんを殺したのに・・・悲しみで死ぬって・・・。」
マドカの声も震えている。
「お母さんもマドカ君も悲しんだでしょ?私たちもそうなんだよ。なーんだ・・・し・・・・・」
言葉が出てこない。いや・・・言いたいことは決まっている。ただ・・・つっかえている。
「・・・なんだよ。」
マドカがきいてきた。言わせないで。言わせないで!!
心の中でそう何回も何回も叫んでた。
「死なないでほしかった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」