美湖 夜空を見上げてごらん?【月】
「麻湖ちゃんが死んだ時、私どうしようもなく動揺したわ。5年前は私まだナースなりたてで・・・23歳だったかしら?私と同世代の年ごろ・・・って言っていいのかわかんないけど・・・若い子が死んでゆくのをみるのは・・・つらかった。」
懐かしいな・・・
そうだ。
あの時は夢ちゃんが一番早くお姉ちゃんの秒だいが悪化しているのを見つけてくれたんだよね。
そして、夢ちゃんの震えた声で家に電話がかかってきた。
「あの頃の夢ちゃんよく怒られてたね。」
「もー、なんで若い子は過去を蒸し返そうとするのかなぁー?」
「自分が最初に蒸し返したんじゃん!!」
そんな言いあいをしていると、ちょっと年配と思われる他のナースがはいってきた。
「佐々木さん、あなた早くご家族の方を連れていかなくてもいいの!?・・・ったく、いっつも中途半端なんだから・・・。」
「いっけない忘れてた。行きましょう、ミーちゃん。」
懐かしいな・・・
そうだ。
あの時は夢ちゃんが一番早くお姉ちゃんの秒だいが悪化しているのを見つけてくれたんだよね。
そして、夢ちゃんの震えた声で家に電話がかかってきた。
「あの頃の夢ちゃんよく怒られてたね。」
「もー、なんで若い子は過去を蒸し返そうとするのかなぁー?」
「自分が最初に蒸し返したんじゃん!!」
そんな言いあいをしていると、ちょっと年配と思われる他のナースがはいってきた。
「佐々木さん、あなた早くご家族の方を連れていかなくてもいいの!?・・・ったく、いっつも中途半端なんだから・・・。」
「いっけない忘れてた。行きましょう、ミーちゃん。」