美湖 夜空を見上げてごらん?【月】
「・・・娘さんですか。似てませんね。」
お母さんに向かって座っていたちょっと40歳後半の男の人は私をみてから笑った。
「・・・ええ、誰に似たんでしょうかね。」
お母さんはそう言いながら微笑んだ。
私は二人の会話を聞きながらお母さんの横にちょこんと座った。
「・・・名前は?」
その男の人は聞いてきた。
ポケットに付けられている名札に【竹内 伸二 内科担当医】と書いてあった。
‘‘お医者さんだったんだ・・・・・・・・・。’’
「ほら、答えなさい。」
お母さんがいつまでも答えない私にあきれて肘でつついてきた。
「あっ・・・ミコです。」
「・・・・・・・・どんな漢字?」
「・・・・・美しいに湖で美湖です。」
そう答えると竹内といわれる先生が笑って、「かわいいね。」って言ってきた。
お母さんに向かって座っていたちょっと40歳後半の男の人は私をみてから笑った。
「・・・ええ、誰に似たんでしょうかね。」
お母さんはそう言いながら微笑んだ。
私は二人の会話を聞きながらお母さんの横にちょこんと座った。
「・・・名前は?」
その男の人は聞いてきた。
ポケットに付けられている名札に【竹内 伸二 内科担当医】と書いてあった。
‘‘お医者さんだったんだ・・・・・・・・・。’’
「ほら、答えなさい。」
お母さんがいつまでも答えない私にあきれて肘でつついてきた。
「あっ・・・ミコです。」
「・・・・・・・・どんな漢字?」
「・・・・・美しいに湖で美湖です。」
そう答えると竹内といわれる先生が笑って、「かわいいね。」って言ってきた。