美湖 夜空を見上げてごらん?【月】
「なんだお前!!言っただろ!!これは全校生徒がすることだって。お前は俺の話を聞いてなかったのか!?」
案の定怒り始めた。
「さっさとやればいいのにね。」
南波が私の隣で言った。
これが先生に聞こえていればたぶん、カンカンに怒っていただろうが、運のいいことにざわついていた教室で、南波の言ったことは聞こえてはいなかったらしい。
「まず、女子からするからな。」
そういって教室を出て行った。
「マジでェ~・・・女子のかばんも先生が見るの!?」
クラスの女子が信じられないという風に叫んだ。
だいたいここで先生が出て行ったら、鞄からどこかに隠す生徒も出てくるだろうに、バカな先生はここで荷物をチェックする部屋に行ってしまう。
「あっ。水無月がっ!!」
南波が私に向かって言った。
心も、愛美もこっちを向いてうなずいている。
水無月が鞄から箱のようなものを取り出し、ポケットに隠した。
案の定怒り始めた。
「さっさとやればいいのにね。」
南波が私の隣で言った。
これが先生に聞こえていればたぶん、カンカンに怒っていただろうが、運のいいことにざわついていた教室で、南波の言ったことは聞こえてはいなかったらしい。
「まず、女子からするからな。」
そういって教室を出て行った。
「マジでェ~・・・女子のかばんも先生が見るの!?」
クラスの女子が信じられないという風に叫んだ。
だいたいここで先生が出て行ったら、鞄からどこかに隠す生徒も出てくるだろうに、バカな先生はここで荷物をチェックする部屋に行ってしまう。
「あっ。水無月がっ!!」
南波が私に向かって言った。
心も、愛美もこっちを向いてうなずいている。
水無月が鞄から箱のようなものを取り出し、ポケットに隠した。