強気彼女
*FIRST
決死の 優side
朝、テレビで占いを見た。
俺の運勢は恋愛運最高。
いつもより気合いを入れて
髪をセットし、深呼吸をして家を出た。
決意の朝だ。
「ゆうちゃん。おはよう」
気持ち悪く、婦人風に
挨拶をしたのは、幼なじみのマコト。
「おはよう」
軽くスルーしながら、
今日の作戦を考えていた。
「なに考え込んでんだ?」
「なんでもない」
こいつに知られると厄介だからな。
なんやかんやで、マコトの
しつこさから逃れ、学校についた。