「KARE」
そんな私の心配をよそに乾君はいつもどおり登校してきた。


始業のチャイムとともに教室に滑り込む。


いつもと変わらず涼しげな表情をしてるくせに

また寝癖がついている。



人知れず笑っていると

振り返った乾君と思わず目が合って

ちょっと、びっくり…。
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