キミノウソ ボクノウソ

あっ!!



ヤバイ。本、置いてきちゃった。

チッ…


僕としたことが。


次の授業は数学か…
退屈だからサボり多くて出ないとヤバイんだよなぁ。


まぁ、あの場所はいつも誰もこないからなくなることはないと思うけど……



本を取りに行くのを諦め、僕は渋々、教室へと歩みを進めた。






教室につくと彼女の姿は見当たらなかった。


優等生でも授業サボることなんかあるんだな。



そんなことを考えながら、授業は始まった。
< 20 / 34 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop