キミノウソ ボクノウソ
あっ!!
ヤバイ。本、置いてきちゃった。
チッ…
僕としたことが。
次の授業は数学か…
退屈だからサボり多くて出ないとヤバイんだよなぁ。
まぁ、あの場所はいつも誰もこないからなくなることはないと思うけど……
本を取りに行くのを諦め、僕は渋々、教室へと歩みを進めた。
教室につくと彼女の姿は見当たらなかった。
優等生でも授業サボることなんかあるんだな。
そんなことを考えながら、授業は始まった。