キミノウソ ボクノウソ
いつからか、お気に入りの本を片手にそこへ向かうのが日課となった。



置いてあるベンチのひじ掛けに背をよせ、足を伸ばす。





しだいに、時間がたつのも忘れ本に読みふけり長い間そこにいた。



少しずつそこで過ごす時間が長くなっていった。





そんな生活が2ヶ月ほど過ぎた日。






転機はいきなり訪れた。




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