学園戦隊 ドキドキ☆ビューティー
第一話 『ドキドキ☆ビューティー結成!』
「だって、退屈なんだもん!」
とある高校の、放課後の教室。
「やっぱ、ダメだな、これじゃ。こんな日常じゃだめだよ! 何より退屈だ!」
平和にお菓子を囲んで食べながら雑談していた5人の少女達。
その中の一人が、突然叫んで立ち上がったのだ。
「ゆ、ゆきのん、どうしたの?」
「みぃちゃん、これでいいの? 毎日退屈じゃないの!?」
雪野(ユキノ)につめよられた美華(ミハナ)は、たじろぐかと思いきや、
「え、別に? 楽しいよ?」
と、あっさり返した。
しかし、雪野も負けてはいない。
「あたしは退屈なんだ! てことで、ちょっと考えてたことがあるのよね。みんな、聞いて!」
4人は雪野の方を向き、座り直す。
一人、こっそりお菓子に手を伸ばした輪廻は、雪野にギロッと睨まれて、慌てて手を引っ込めた。
「これ、新発売のなのに~。まだ食べてないんだもん」
ぶつぶつ呟いてみたものの、勝敗は明らかだった。
「だいたいね、教室にたむろしてる状況が、イマイチだと思うわけ。
そこで、ここちゃんに調べて貰った結果、空き部室が何室かあることが判明したのよ!
つまり、そこの部室をあたし達で使おうと思うの!」
右手に握り拳をつくり、熱弁をふるう雪野。
ショートカットの髪の毛が、逆立ちそうな勢いだ。
「どうやって?」
やんわりと香流(カオル)がきく。
ツッこまれた雪野はひるむどころか、待ってました! と言わんばかりの不敵な笑みを浮かべた。
「やっぱ、ダメだな、これじゃ。こんな日常じゃだめだよ! 何より退屈だ!」
平和にお菓子を囲んで食べながら雑談していた5人の少女達。
その中の一人が、突然叫んで立ち上がったのだ。
「ゆ、ゆきのん、どうしたの?」
「みぃちゃん、これでいいの? 毎日退屈じゃないの!?」
雪野(ユキノ)につめよられた美華(ミハナ)は、たじろぐかと思いきや、
「え、別に? 楽しいよ?」
と、あっさり返した。
しかし、雪野も負けてはいない。
「あたしは退屈なんだ! てことで、ちょっと考えてたことがあるのよね。みんな、聞いて!」
4人は雪野の方を向き、座り直す。
一人、こっそりお菓子に手を伸ばした輪廻は、雪野にギロッと睨まれて、慌てて手を引っ込めた。
「これ、新発売のなのに~。まだ食べてないんだもん」
ぶつぶつ呟いてみたものの、勝敗は明らかだった。
「だいたいね、教室にたむろしてる状況が、イマイチだと思うわけ。
そこで、ここちゃんに調べて貰った結果、空き部室が何室かあることが判明したのよ!
つまり、そこの部室をあたし達で使おうと思うの!」
右手に握り拳をつくり、熱弁をふるう雪野。
ショートカットの髪の毛が、逆立ちそうな勢いだ。
「どうやって?」
やんわりと香流(カオル)がきく。
ツッこまれた雪野はひるむどころか、待ってました! と言わんばかりの不敵な笑みを浮かべた。