学園戦隊 ドキドキ☆ビューティー
「同好会を、作るの!」
「同好会!?」
雪野の提案に、4人は声を揃えて叫んだ。
「そ。5人以上集まるなら、同好会として認められるのよ。あとは、顧問の先生ね。
それさえクリアすれば、部と同様に部室も使う許可が下りるんだ!
どう? いい話じゃない? うちらちょうど5人だし」
セリフを練習してきたのかい! とツッコミをいれたくなるくらい、雄弁に雪野は語った。
「何の同好会……?」
おそるおそる、美華が聞く。睫毛の長い大きな瞳が、泣き出しそうなくらいに潤んでいる。
潤んだ瞳に、長い睫毛。ゆるいウェーブのかかった、長い髪。
薄幸の美少女系の雰囲気だ。
……一見。
「うふふふ……それは後でのお楽しみ、ね」
何故秘密にするんだぁい!
気、に、な、るぅ~!
(注:KICK風に)
全員の心の声が一つになって空中で炸裂したが、誰も声に出して言った者はいなかった。
「てことで、生徒会に掛け合いにれっつごー!」
ひょい、と、イスがわりに腰掛けていた机から身軽に飛び降りると、雪野はスカートの上に散らかったお菓子のかけらをはたいた。
「っと、その前に、メンバーをもう一人連れて行かなきゃ」
そういうと、教室の外に向かって声をかける。
「ちゃいちゃん、おいで! ちゃいる!」
雪野の声に反応して、校庭の茂みから、茶色のネコが一匹やってきた。
雪野はネコを抱き上げると、香流にぽんっと渡し、
「んじゃ、かおるん。ちゃんと抱っこしててね」
と言うと、さっさと教室から出ていってしまった。
慌てて後を追う4人。
「何の同好会作るのか、何でメンバーに教えてくれないのかなぁ?」
全員が疑問に思っていることを、ココがぼそっと呟いた。
「それに、なんでネコがメンバーなの…?」
香流もこっそり呟いた。
「同好会!?」
雪野の提案に、4人は声を揃えて叫んだ。
「そ。5人以上集まるなら、同好会として認められるのよ。あとは、顧問の先生ね。
それさえクリアすれば、部と同様に部室も使う許可が下りるんだ!
どう? いい話じゃない? うちらちょうど5人だし」
セリフを練習してきたのかい! とツッコミをいれたくなるくらい、雄弁に雪野は語った。
「何の同好会……?」
おそるおそる、美華が聞く。睫毛の長い大きな瞳が、泣き出しそうなくらいに潤んでいる。
潤んだ瞳に、長い睫毛。ゆるいウェーブのかかった、長い髪。
薄幸の美少女系の雰囲気だ。
……一見。
「うふふふ……それは後でのお楽しみ、ね」
何故秘密にするんだぁい!
気、に、な、るぅ~!
(注:KICK風に)
全員の心の声が一つになって空中で炸裂したが、誰も声に出して言った者はいなかった。
「てことで、生徒会に掛け合いにれっつごー!」
ひょい、と、イスがわりに腰掛けていた机から身軽に飛び降りると、雪野はスカートの上に散らかったお菓子のかけらをはたいた。
「っと、その前に、メンバーをもう一人連れて行かなきゃ」
そういうと、教室の外に向かって声をかける。
「ちゃいちゃん、おいで! ちゃいる!」
雪野の声に反応して、校庭の茂みから、茶色のネコが一匹やってきた。
雪野はネコを抱き上げると、香流にぽんっと渡し、
「んじゃ、かおるん。ちゃんと抱っこしててね」
と言うと、さっさと教室から出ていってしまった。
慌てて後を追う4人。
「何の同好会作るのか、何でメンバーに教えてくれないのかなぁ?」
全員が疑問に思っていることを、ココがぼそっと呟いた。
「それに、なんでネコがメンバーなの…?」
香流もこっそり呟いた。