学園戦隊 ドキドキ☆ビューティー
雪野の席は、教室の一番後ろ、廊下側だ。
後ろのドアを開けて教室にはいると、全員の視線をものともせずに、サカサカ自分の机に向かうと、大きな紙袋を持ち上げ、
「忘れ物です」
と、ジーナに告げると、ジーナの問いたげな視線をはね返し、再び教室を出た。
「さ。かおるん、保健室にGO!」
なにやら、やたら楽しげだ。
「ゆきのん、それ、なに……?」
香流のささやかな質問は、雪野の鼻歌によってかき消されてしまったようだった……
香流の不安は募る……
後ろのドアを開けて教室にはいると、全員の視線をものともせずに、サカサカ自分の机に向かうと、大きな紙袋を持ち上げ、
「忘れ物です」
と、ジーナに告げると、ジーナの問いたげな視線をはね返し、再び教室を出た。
「さ。かおるん、保健室にGO!」
なにやら、やたら楽しげだ。
「ゆきのん、それ、なに……?」
香流のささやかな質問は、雪野の鼻歌によってかき消されてしまったようだった……
香流の不安は募る……