先生と私
龍也と智樹は、部屋から出て行った。








「柚乃?智樹から、少しは聞いたよ。不安なんでしょ?」









私は、小さく頷いた。








「胸騒ぎするんだよね?」









「うん」










「この胸騒ぎの原因って、何?」








私は、ゆっくりと話し始めた。








「今日、ね?龍也が、家に帰ってきたとき。いつもの龍也と、ちがく見えて・・・。いつもの、龍也じゃなくて。きっと、何かあるの。私に、隠してる・・・重要なこと。多分、それが胸騒ぎの原因・・・」








「やっぱり」
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