先生と私
『大丈夫か?』





心配そうに見てくる。







いや、茶碗ぐらい洗えます。







「大丈夫だって!私、どれだけどじなの?」








『まあ、それもそうだな』






「うん!じゃあ、ちょっと待ってて」










私は、ちゃっちゃと茶碗を洗った。








「ねー、ビールでも飲むー?」






なーんて、飲む分けないか。







ちょっとでも一緒にいたくて、言い訳を作ろうとしている。








馬鹿だな、私。
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