先生と私
『ん?』






「桜のこと、頼んだよ。桜、こう見えて弱いからさ。泣き虫だし、危なっかしいし。村山が、支えてよ?」









『うん』







「よしっ!桜?私、もう行くね?」









『う、ん・・・!!』









「暇なとき、遊びにおいで!!私も、行くからさ」








『うんっ!智樹と、行く~』








「うん!そんときは、また遊ぼうね!!」






『うん!』






良かった。桜が、いつもの桜になって。
< 88 / 158 >

この作品をシェア

pagetop