3人の き も ち


「そっか。一番に報告してくれたんだ。なら、今までのヒドいことは、半分くらい許してあげる。」

「…はぁ? 半分?! っつか、なに許すって!?」

「あったり前じゃん! アンタのわがままに、どんだけ協力したと思ってんの!?」

「ワガママじゃねーよ! あいつのためにって。」



「ホラそこの2人ー! 夫婦マンザイは余所でやれー!練習のジャマだー!!」


とうとう先輩に怒鳴られてしまった。

私が宮越に、ベェッと舌をだすと、彼はムッとした顔をして、ポコリと軽く人の頭をはたく。

そして先輩に謝罪しながら、メンバーの中に入っていった。


今日も楽しく部活動が過ごせそうだ。



< 146 / 152 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop