3人の き も ち
「そっか。一番に報告してくれたんだ。なら、今までのヒドいことは、半分くらい許してあげる。」
「…はぁ? 半分?! っつか、なに許すって!?」
「あったり前じゃん! アンタのわがままに、どんだけ協力したと思ってんの!?」
「ワガママじゃねーよ! あいつのためにって。」
「ホラそこの2人ー! 夫婦マンザイは余所でやれー!練習のジャマだー!!」
とうとう先輩に怒鳴られてしまった。
私が宮越に、ベェッと舌をだすと、彼はムッとした顔をして、ポコリと軽く人の頭をはたく。
そして先輩に謝罪しながら、メンバーの中に入っていった。
今日も楽しく部活動が過ごせそうだ。