3人の き も ち


「ふーん。じゃあ、お付き合い、に馴れるために、こーなってんの?」

そういう杉本の視線の先。
頬を染めた2人が、クラゲの水槽の前に立ち尽くしている。



“お前もか!”

そう西島にツッコミされ、ぶーたれながらも大勢での行動を希望したのは、他ならぬ映樹。


花村、橋口、戸倉の仲良し3人組はアザラシショーに夢中。

歩き疲れたのか、フラフラやって来た津久井が、

「それにしたって、こーなるとは、なー。」

ぼそり、つぶやく。

だから、

「俺はヤキモキしてたから、安心したけど?」

にっこり笑って言った。



< 149 / 152 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop