3人の き も ち
うちのクラスは、お祭りなんかにある屋台の輪投げや割りばし鉄砲等のゲームコーナーをすることになって。
班ごとにゲームを決めて、重ならなかったところから準備にはいる。
「ここに留め…て、ホラ。」
「おおっスゲーな。」
「難しくないだろ?」
割りばし鉄砲と的を作ることになった私達の班は、津久井君が作り方を調べてきてくれたので、皆でワイワイ作っている最中で。
「ちゃんと飛ぶのか?。」
窓枠に腰掛けた西島君が輪ゴムをセットする。
皆、きちんと出来ているのかとドキドキしながら見ていて。
西島君は教室の閉まっている方のドアを狙って…。
「よぉーし…発射ぁ。」 ガラッ
バチッ 「痛てっ!」