3人の き も ち


「それにアイツ、本当は昨日の夕方から帰る予定だったのを、伸ばしたんだから、そこは汲み取ってやれよ。」

「そ、そうなの?」

「外も中身も子供っぽい奴だけど、気ぃ使ってんだよ、アレで。なっ?」

「…うん、わかった。」


宮越君がフォローするなんて、やっぱり親友なんだね。


それに昔から変わらず、優しく人の気持ちに寄り添ってくれる、宮越君。
だから弥生は、宮越君に相談していたんだね。


話していて思い出した、弥生からの伝言。



あのね、と伝える。



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