隣のイケメン君★
[玲]
緊張で手が震える……
マイク落としそう……
不安で不安で……
ギュッ
奏汰があたしの手を握る。
「玲?大丈夫だ……楽しむぞ♪」
そうだ……
楽しまなきゃ……
「うん♪」
チュッ
そっとキスをしてくれた。
頑張れる。
『はい!!龍の歌も終わり後半に行くぜ!!』
『きゃぁ~~!!』
『後半はPaIr復活ライブだ!!』
先にカナタがステージに出た。
『レイに登場してもらいます!!!拍手!!!』
「レイさんどうぞ……」
ふぅ~……
笑顔で手を振りながら出ていく。
「こんばんは!」
拍手が止まる。
「ここで発表させて頂きます。」
「あたしPaIrレイは女です。訳あって隠して居ました……いろいろ心配かけてすみませんでした!!」