隣のイケメン君★


「玲メガネ貸せ。」


命令形なんですけど……

しかも私の了解も得ずに勝手に取る。

何か強引だな……


「ほらっ!!」


「え?」


奏汰が手を出してきた。


「行くぞ!!」


手を繋いでくれる。

嬉しい……


「うん!!」


何か今日は夢見たいだったな……


「予約をしていた嵐ですけど。」


嵐?

だれだろ?


「お待ちしておりました。こちらが鍵です。」


「ありがとうございます。」


……。


嵐?


「奏汰?嵐って誰?」


「あぁ?社長だよ……」


嘘!?

あの人嵐さんだったんだ……


「因みに歳は22だぜ?」


まじですか!?

じゃああたしをスカウトしたときは20!?


「事務所は17から持ってるよ。表では20までは違う人が社長やってたらしよ~」

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