隣のイケメン君★
あたしの上に股がって怒鳴る。
だんだんヒートアップしてきた。
その時勢いよく手を振り上げた。
殴られる!!!
「玲!!」
「……か…なた」
ガシッ
奏汰がお父さんの腕を掴む。
「君がうちの娘をはぶらかしてるのかね?」
「は?ちょっとおじさん、玲の上から退いてください。」
奏汰がお父さんに言ってくれた。
「部外者は黙れ!!!」
バンッ
「奏汰!!」
昔と変わってない……
何も変わってない……
やっと理解出来たこの状況。
涙が止まらない……
「何泣いてるんだい?玲?」
さっきとは真逆で優しくなった。
顔を近づけてキスしようとする。
キモい……
けど何もあたしは言えない。
ただ怯えるだけ。