隣のイケメン君★
「玲?」
玲の前に立って呼んでみる。
「……奏汰?」
「立てた?」
「……うん。ありがとう。」
さっきよりは話すようになった。
「何してんの?」
「……何してるんだろう。」
玲……
「玲ちょっと出掛けるぞ。」
「へ!?」
玲に俺の上着を着せて自転車の後ろに乗せ進む。
「捕まってろよ…」
俺が玲を連れて来た場所は
「……綺麗。」
星が見える小さな丘。
ベンチと木が植わってるだけ。
「玲の目はさぁ……」
「何?」
「玲の目はさぁ。本当いつもキラキラしてる……目に凄い力がある。」
「……へ?」
本当にキラキラしてるんだぜ?
玲は気付いて無いけどその目に助けられたことだってある。