隣のイケメン君★
「あそこあたしが払ってるから心配しないで。あとあそこからも出るから。」
「じゃあ!!」
でも……
「でもここには帰るつもり無いから。」
「あたし奏汰の家でお世話になることにしたから。」
言えた。
ちゃんと言えた。
「そんなの許さん!!許さんからな!!」
机の上にあるコップをあたしに向かって投げて来た。
ガッシャーン
「何でだ!!何でなんだ……」
「ごめん。」
「戻って来てくれよ…」
あれ?
この人ってこんなに小さな人だっけ?
「戻らない。」
「そうか。今まで悪かったな……あの男の子も来てるんだろ?連れておいで。謝りたい。」
「……うん」
いつからこんなに小さくなったんだろ。
奏汰を呼んで中に連れてきた。