この道を歩いて



車の音が響き、それとは対象に美しい色を見せる山が見える坂道。


この坂道を登ったところに
これから僕の通う高校があった。



まだ肌寒いこの春だけど、今日から始まる高校生活に暖かく大きな期待を抱き、俺はバスに揺れる。

俺の家からこの高校まで、バスで1時間かかった。家が田舎だから仕方ないんだけど。

ようやくバス停に着いた。まだまだ大きい学ランに新鮮さを感じながら、この坂道を登る。
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