私の禁断の恋


「あっ、敬語になってる…普通にタメでいいって。」


「あっ、ごめんなさ…ごめん。」


少し敬語が出そうになった。


「いいよ、少しずつ慣れていったらいいから。」

そう言って、高杉龍介は優しく微笑んだ。


「で、今日呼んだのは話したい事があったからで……。」


「話したいこと?」


「うん、俺…。」


もしかして……。


「俺、舞歩ちゃんに一目惚れしたんだ。不良に絡まれてた所を見た時から。」


やっぱり…私はこういう勘には鋭いみたいだ。


「ここで、いろんな話しをして、もっと舞歩ちゃんの事が好きになった。」


「………。」


「俺じゃ、ダメかな?」


高杉龍介は少し遠慮がちに言った。
< 25 / 66 >

この作品をシェア

pagetop