私の禁断の恋
朝礼が終わり、次の授業の準備をしていた時、教室のドアが思いっ切り開いた。
目を向けると、そこには悲しそうな顔をした春佳が居た。
「どうしたの?」
私は春佳の方へ駆け寄った。
すると、春佳は私の方を見た。
「舞歩ぉ〜〜!!」
春佳が私の肩を掴んで、ブンブンと揺らし始めた。
「私、どうしたらいいのぉ〜〜!!」
「わ、分かったから落ち着いて…。」
春佳はやっと私の肩から手を離してくれた。
私はふーっと息を出して落ち着いた。
「話……聞いてくれる?」
「勿論。」
私が言うと、授業が始まるチャイムが鳴った。
「じゃあ、後で話聞くから…。」
私はそう言って、自分の席に座った。