私の禁断の恋


着替え終わると、私は階段を下りてリビングのドアを開けた。


すると、舞斗はソファーに腰掛けてリモコンを持って、テレビを見ていた。


テレビを見てる姿もカッコいい…。


つい、そんなことを思ってしまうほど、舞斗は様になっていた。


そんな自分に、ハッと気づき、平生を保とうとした。


平常心、平常心………。

自分の胸に手を当てて、ゆっくりと深呼吸する。

今日も、お母さんは仕事で忙しいみたい…。


それまでは、舞斗と2人っきり…。


やっぱり、緊張する。


こんな気持ち、久し振り。


確かに、今は龍介と付き合ってて、龍介のことは好きだけど、こんなに緊張したり、ドキドキしたりはしない。


そう思うと、まだ舞斗のことが好きなんだと思い知らされる。


やっぱり、どれだけ時が経っても、好きの気持ちは変えられないんだね。

そう思っていると、舞斗の視線が此方に向いて、目が合った。


その瞬間、心臓がドキッと飛び跳ねた。
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