私の禁断の恋
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いつの間にか外は暗くなっていて、淡い紫色のカーテンを退けて、窓を覗くと、黄色いライトが照っていた。
お母さん、まだかな…?
舞斗は相変わらず、テレビを見たままその場から動かない。
その時、玄関から鍵の開く音が聞こえた。
帰ってきたのかな?
そう思っていると、ドタバタと急いで階段を駆け上がる音が部屋に響いた。
それと同時に、私の心に不安が蘇った。
やっぱり、怒られるかな?
追い出されたりして……。
私はお母さんが部屋に来るのを、ドキドキしながら待っていた。
その時……
『バンッ!!』
リビングの扉がおもいっきり開いた。
それと同時に、舞斗の視線も自然とお母さんの方を向いた。
お母さんと舞斗の目が合った時、私の心臓がビクリと跳ねた。