私の禁断の恋
…………。
私が寝ていた時に、私の部屋に現れたのは“舞斗”だった。
すごく悲しげな表情で、私を見詰める。
少しすると、舞斗が近付いてきておでこをそっと撫でられた。
その時………。
“チュっ”
キスされた。
とても優しいキス……。
そして、
「ごめんな……」
えっ……?
その言葉がどんな意味を示しているのか私には全く理解できなかった。
そうすると、舞斗は私の部屋から出て行った。
もしかしたら、起きた時に舞斗が居なくなってたりして……。
悪い思考が頭の中を駆け巡る。
また逢えなくなるなんて、嫌。
せっかく逢えたのに。
せっかく一緒に暮らせるチャンスなのに……。
早く時間が経って、確かめたい。
私は心の中でそう願った。