たからもの。
ふん。
強がってても、結局は将来とか未来とか、そういうものを気にして、縛られて生きてんじゃん。
馬鹿じゃねぇの?
俺はそんなもんいらねぇ。
退学にしたけりゃすればいい。
センコーが俺に近づき、怒鳴る。
「お前!!さっき先輩と喧嘩してただろう。腹を蹴ってたな。
もう少しで大問題になるところだった。
とにかく、話を聞かせてもらおうか」
…たかが喧嘩で?
いや、喧嘩ともよべない。一回、蹴っただけだ。
ウザイにも程があるだろう。
…どうでもいいけど。
「ストーーーーーーーーーーーーーップ!!!!!!」