たからもの。
転校生
朝、先生が私を職員室に読んだ。
先生の隣には金髪の男。
体中アザがいっぱいで、いかにも不良って感じ。
「先生。何ですか?」
私はにっこり笑って問いかけた。
「そこにいる子、転校生でな。色々と面倒見てやってくれないか。分からん事も多いだろうし…」
「はい。わかりました」
私が頷くと、先生はホッとした様子をみせた。
「じゃ、ソイツに教室までついていってやってくれ」
「はい」
私たち二人は、職員室をでた。