%私vs国連%
ラスボスの一撃が、私のいたいけな胸を貫く。
私は1000ダメージを負った。
「えぇ?それは困るよ!
今日は、れい君とまさる君とはるき君で、対戦やるんだよ!
僕だけ仲間はずれになっちゃうよぉ」
こうなったら、最後の手段だ。
私は目に涙を浮かべて、訴える。
友人の名前はいつも絶大な効果を発揮する。
特に大ボスは、仲間はずれというキーワードに敏感。
--なはずなのだが。
「だめです!」
一言で切り捨てられた。
追い討ちをかけるように、小ボスのくすりという笑い声が聞こえる。
「ねーちゃんのば~か!」
「何よ。自分が悪いんでしょ!
そうだ。おねしょしたこと、みんなに教えてやろうっと!」
小ボスの不敵な笑み。
なんと卑怯な!
「お姉ちゃんも、そんなこと言わないの!
ほら、さっさとしたくしないと、学校遅れちゃうでしょ」