【短編】ギター少女とヘビースモーカー
・本当の姿
「アンプいるよねっ」
後ろに思いっきり花を咲かせて、笑う
なぜこんなことになっているのか、自分でもよく分からない
先生は、そのままの笑顔で走って教室を出ていった
あの人が走ってんのなんて初めて見た…
走り方……ヘン
「先生テンション高っ
今のって、アンプ取りに行ってくれてんの?」
授業中とは全然違う態度に、みんな驚きっぱなし。
ギター、かなり好きなんだろーな
あのテンション、どー考えても…
「はあ… はぁ…っ」
先生が、両手にアンプを持って走ってきた
「えー!先生、それどうしたんですか!?」
こんなにいっぱいアンプがあったのは初めてで、みんな嬉しそうな表情
「借りてきた!」
いつもは1人1個ないの?って、先生は驚いた顔をしながらコードをつないだ
汗だく……
重たいアンプを2つも持って、階段上がってきたんだ
しかも走って…
いつもは、汗なんて全くかかないで涼しいカオしてる人が