【短編】ギター少女とヘビースモーカー
「先生っ」
汗が飛んで
キラキラ キラキラ
「先生楽しいっ?」
先生は薄く笑って ため息をついた
「僕はキミみたいな子が 一番苦手だったはずなんですけど」
―――――――
吸い込まれそうな瞬間
ギターソロが耳に響いて
ドラムが脳天つきさして
ベースが心臓を震わす
飛んで飛んで
マイクが揺れる
表情とか汗とか振り払って
快感に身を委ねる
キラキラ キラキラ輝いて
みんなの笑顔が、脳内を巡る