ニノウデ
保健室で女の子といちゃつくことは「男の夢」
僕はよっちゃんを見つめてこう聞いた
「……嫌?」
こんなことですべての意味が通じるか分からないし、怒られるかと思った
よっちゃんは僕を見つめながら言った。
「私でいいの?」
それ以上の言葉はお互い必要なかった。
保健室の静寂を保つように息を殺した。
まさか今日一つ大人になるとは思わなかった。
好きな人がいて
一応彼女がいるのに
何故か相手はよっちゃん