ニノウデ


夜中寝ているたまに金縛りにあうことがある


今日もまた金縛りが……

目を開けると何故かベッドの横に川本が立ってる

(なんで人の部屋にお前がいるんだよ!!)

声が出ない…



「それはお前と地球のためさ」


川本は口に出してない僕の問いに答える


「まだ思い出さないのか賢二、時間がないんだよ!お前とお前の好きな人のためにも早く思い出せよ……」



川本はそう言うといつの間にか消え、窓のカーテンが揺れていた
< 49 / 53 >

この作品をシェア

pagetop